芸術の秋 書展&作品展
10月もあっという間に半ば、日が過ぎるのが早すぎます。
この時期になるとあちらこちらで個展、グループ展、美術展などがあり、
私も時間を見つけて伺っています。
昨日は京都での書展に伺い、あと大阪に戻り
所属している大阪工芸協会の会長、平金先生の作品を拝見しました。
京都の書展はブログでも度々紹介している私の叔母です。
松田蒼炎といい、長年、古谷先生に師事し今に至ります。
今回は教えている生徒さんの作品展と、自分の足跡をたどる記念展として
今までお世話になってきた先生方の作品、そして学んできたお手本など
大々的に展示していました。
表具のあつらえも会場を彩るお花も京都らしい伝統的なものです。
こちらの作品はすべて生徒さんの手仕事、すごいですよね~。
書の作品を作るのも大変だろうに、ひとつの冊子にしあげるなんて、みなさん器用です。
高野切れや智永真草千字文など作品の内容は様々です。
叔母の書はこちら2点。身内の私が言うのもなんですが風格があります。
そして今回惹かれた作品、与謝野晶子の歌をかかれたものです。
散らし方もですが、伸びやかで作品全体のバランスが素晴らしいなと思います。
日展のほうにも何度も入選なさっているようで納得です。
全体的に力強さを感じるものが多く素晴らしい書展でした。
そしてそこから大阪へ、お世話になっている平金先生の展示会へ伺いました。
染織の第一人者である先生ですが、今回は陶器作品も展示されていて
私も違う形での表現を考えているところなので興味津々!
絹に書を書いてる作品もあり、形に拘らない自由さを感じるものでした。
違う分野に挑戦するのは躊躇もありますが、先生の作品を拝見して勉強になりました。
ご一緒に展示されていた木工の徳永順男先生の椅子。
こちらもほんとうに素敵で、いつかひとつ頂きたいなとおもうほどでした。
展示会は書道だけでなく違う分野の芸術作品も興味があり、
どういう経緯でその道に行かれたとか、どのくらいの制作期間が必要かなど
お伺いしてはそれぞれの奥深さを感じています。
今後もできるだけ伺って、刺激を受けたいと思います。