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9月の生徒展に向けて

暑くなりました~!ホント暑い!!
昨日は奈良でお稽古でしたが、湿気が多いのかムッとした熱気がありました。
水分補給が必須の季節になりましたね。

さてお稽古は8月も始まっています。
今まで作品作りが続いていましたが、ほぼ終わり通常の課題です。
ですが8月は創作をしていただくので、新しい生徒さん以外はみなさん同じ。
自身で考えて作っていただいています。
まだ作っていない方もいらっしゃるので今月後半にご報告しますね。

9月の生徒展の準備も着々と進んでいます。DMも本日届きました!!!

創作 書道 生徒展 芝田町画廊 9月22日 丸山茜葉 書家 大阪 DM 奈良 神戸 京都 










今回は時間がない中で作ったので、少し地味だったかなと思いますが
書道展!という感じになっています。
今からあちらこちらで設置をしていただきますが
近畿圏内でDMを設置していただける方がいらっしゃいましたら是非ご連絡下さい。

DMお問い合わせ

こちらでも設置しましたら、場所をお知らせいたします。

制作が始まったころは「まだまだ先だな」と思っていたのがもう2か月切りました。
出品の生徒さんはみなさんが主役ですから、しっかり宣伝していただいて
色々な方にご覧いただき、ご意見いただけることがいい経験になると思います。
今年に入って新しい生徒さんが増えて、出品されていない方もいらっしゃいますが
まずは展示会をご覧いただいてどのような作品があるか、次回のヒントにしていただきたいです。

また正式にブログに載せますのでよろしくお願い致します。

丸山茜葉 創作書道 生徒作品展
9月22日~9月27日 11:00~19:00(最終日15時)
芝田町画廊 (HP)

 

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芸術の秋 書展&作品展

10月もあっという間に半ば、日が過ぎるのが早すぎます。

この時期になるとあちらこちらで個展、グループ展、美術展などがあり、
私も時間を見つけて伺っています。
昨日は京都での書展に伺い、あと大阪に戻り
所属している大阪工芸協会の会長、平金先生の作品を拝見しました。

京都の書展はブログでも度々紹介している私の叔母です。
松田蒼炎といい、長年、古谷先生に師事し今に至ります。
今回は教えている生徒さんの作品展と、自分の足跡をたどる記念展として
今までお世話になってきた先生方の作品、そして学んできたお手本など
大々的に展示していました。
表具のあつらえも会場を彩るお花も京都らしい伝統的なものです。



こちらの作品はすべて生徒さんの手仕事、すごいですよね~。
書の作品を作るのも大変だろうに、ひとつの冊子にしあげるなんて、みなさん器用です。
高野切れや智永真草千字文など作品の内容は様々です。

京都 書展

京都 書展

叔母の書はこちら2点。身内の私が言うのもなんですが風格があります。

書道 書展 京都

京都 展示 書展

そして今回惹かれた作品、与謝野晶子の歌をかかれたものです。
散らし方もですが、伸びやかで作品全体のバランスが素晴らしいなと思います。
日展のほうにも何度も入選なさっているようで納得です。

京都 書展
全体的に力強さを感じるものが多く素晴らしい書展でした。

そしてそこから大阪へ、お世話になっている平金先生の展示会へ伺いました。
染織の第一人者である先生ですが、今回は陶器作品も展示されていて
私も違う形での表現を考えているところなので興味津々!
絹に書を書いてる作品もあり、形に拘らない自由さを感じるものでした。
違う分野に挑戦するのは躊躇もありますが、先生の作品を拝見して勉強になりました。

ご一緒に展示されていた木工の徳永順男先生の椅子。
こちらもほんとうに素敵で、いつかひとつ頂きたいなとおもうほどでした。

梅田 茶屋町画廊 作品展

展示会は書道だけでなく違う分野の芸術作品も興味があり、
どういう経緯でその道に行かれたとか、どのくらいの制作期間が必要かなど
お伺いしてはそれぞれの奥深さを感じています。
今後もできるだけ伺って、刺激を受けたいと思います。

古谷蒼韻先生

先日、京都へ古谷蒼韻先生の書の個展を見に行きました。
古谷先生は叔母の師匠なんですが、2010年に文化功労者になられました。
今回、米寿を記念しての個展でしたが、初期の作品から現在のものまで展示され
とても見ごたえのある作品群でした。

古谷蒼韻 個展 京都 書道

古谷蒼韻 個展 京都

もともと中野越南先生との出逢いから千字文や壊素の自叙帖など独学で学び始められたそうですが、
「無心の書がもっとも大切」ということをずっと学びの根底におき
今もなお意欲的に作品を作られています。

以前、写真で作品を拝見したことはありましたが、やはり実物をみるのが一番です。
とても趣のある書で、私が語るのはとても恐縮ですが
ひとつとして無駄な線がなく、最後の一線まで気持ちが続いているのがわかります。
書道は線芸術といいますが、まさしく一つ一つの線が自分の役割をわかっているかのようでした。

なにより80代から新たに斉藤茂吉の歌に取り組まれています。
ただただ感服です。