生徒展作品作りについて
寒の戻りといいますが、寒いですね・・。
先日まで生徒展のギャラリーを決めるのに奔走していましたが
なんとか無事に決まりました。
詳細はまた時期をみてお知らせいたします。
前回と違い生徒さんが多いので作品作りも時期をわけています。
一気に別の課題を指導すると、おひとりおひとりの意図を酌めないこともありますし
私自身もリセットしながらアドバイスしないと難しいですね。
阿倍野の生徒さんから始まり、現在8割の生徒さんが取り掛かっている状態です。
私のお教室では課題決めからデザイン、表具に至るまでまずは生徒さんに考えて頂きます。
それは初めての方にはおそらく大変な作業だと思いますが
不思議とそれを自分ですることで作品に対する欲がでたり、
自信につながって面白いアイデアが生まれたりといいことが多いです。
デザイン書のお稽古もお手本を写し書くことが多いですし、
書道をされている方は筆になれていますから
あっという間に仕上がっていくときもあります。
でもそれはあくまで写しているんですよね。
本当に難しいのは自分でデザインを考えることだと思います。
書に限らずですが、無いものから生み出すことは本当に苦慮します。
ただ出来上がったときの喜びは比べ物にならないと私も経験済みです。
生徒さんにはそれを体験していただきたいと思っていますし、
その作品をたくさんの方に見ていただくこともまた喜びになります。
展示会を経験した皆さんは自信に溢れた表情をされていますよ。
自然とその後の書にもいい影響がでているように思います。
いつものお稽古と違って、少し自分の力を試してもらえると
おそらく面白い、そして自分らしい作品が出来上がると思います。
その作品の集合体を私も楽しみにしています。