音の力

丸山茜葉 書作品 「音」 チェーザレ・ピッコ
私の生活には音楽が不可欠で、色々なジャンルを聞きます。

そして少し前に知った曲があります。
東日本大震災の被災者の方、関係されている方たちの行動に感銘を受けて
イタリアの音楽家が犠牲者の方への鎮魂と日本の再生を願って作った曲だそうです。

はじめはそういう意味があっての曲だと知らず、
誰が作ったかもわからなかったのですが、
聞いたときにどこか日本の風景を思い起こさせ、懐かしく、
心にすっと溶け込む温かさを感じまして。
後で調べてわかりました。

海外の方があの地震を知り、そして感じ、
その後の日本の復興を願って作ったという曲。
それを日本人である私が聞いて日本の原風景が浮かぶという・・。
音の力ってすごいと思います。

はやいもので震災からもうすぐ一年経ちます。
いまだ復興には程遠く、3月11日が近づくにつれて震災の特集をやっていますが
本当はこの時期だけではなく、ずっと心を向けておかないといけないんですよね。
被災者のお一人が記憶の風化が怖いとおっしゃっていました。
たぶんそれは私のように被害にあっていない人の記憶だと思います。
体験していないとどうしても考え続けるのは難しいですが、
音によって心に留めるということも必要なのかもしれません。

よろしければ一度聞いていただけたらと思います。

チェーザレ・ピッコ “HOPE AT SUNRISE” by Cesare Picco Channel
※上記サイトで画面をクリックすると聞けます。音量にご注意ください。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.
You can leave a response, or trackback from your own site.

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.