デザイン書道について

このところ講習会などで新しくお目にかかる人も多く、色々と質問を受けます。

質問の中で多いのが、「デザイン書道とはなんですか?」という問いです。

確かに明確な線引きがあるわけでもなく、
活動されている人によって考え方が違うので、説明するのが難しいのですが、
私としてはHPのご挨拶でもお伝えしているように
「文字の意味に着目して、そこからイメージした形に仕上げていく。文字に表情を与える。」
ということを中心に考えて創作しています。

私の場合、個展などに出展する作品はほぼ色を使いません。
文字を墨色の濃淡、強弱で表現し、
それを御覧頂く方がまたイマジネーションを膨らませて楽しんでいただいています。

ただお稽古の場合、生徒さんも日常に使いたい方も多く、
ちょっと役立つものとして考えると墨色ばかりでは難しいので、
顔彩を使ってのお稽古も取り入れています。

なので作品を御覧頂くと、製作者が別人のように思う方もいるようですが
私としてはどちらの創作に関しても
「その文字がどういう意味あいを持ち、そこからどう自分なりに創造していくか」
ということが基本なので製作過程はさほどかわりありません。

個人的には創る側は自由な発想で捉え、見る側も同じく自由な感覚で楽しむこが大切かと思います。

書作品「海」

書作品 海 丸山茜葉 デザイン書道 

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