書道三昧 (日展・現代京都書作家展・筆墨精神)
私の叔母も書道の仕事をしています。
日展に入選したという連絡があり、先日、京都市美術館へ見に行ってきました。
叔母は古谷蒼韻先生に長年師事し、古典を研究、勉強してきました。
今回の作品は、2、6尺×6尺の大作で、迫力とともに修練の賜物だなと感じました。
素晴らしかったです。
それと同時期に大丸ミュージアムKYOTOで「現代京都書作家展」が開催されており
こちらにも作品を出展しているということで行きました。
作品は掛け軸で日展の作品とはまた違い、床の間に合う落ち着いたものでした。
どちらとも叔母のこれまでの鍛錬の結果だと思いますし、
先輩として尊敬しますね。
私は古典を勉強しながらも、それを生かして創作につなげていきたいと考えていますが
叔母の場合は、受け継いだ技術をそのまま後世に伝えていくことを目的としています。
目指す方向性は違いますが、到達するために努力することは同じように思いますし、
機を得た時に結果を出せる力を養うことが大切だと、叔母の作品を見て思いました。
そして夕方になり、帰るつもりがもう一件。
京都国立博物館で開催の「筆墨精神・中国書画の世界」を見に行きました。
こちらは王義之「集王書大唐三蔵聖教序」、「定武蘭亭序」の墨拓や、
董其昌の「七言絶句」、呉昌碩の「松竹梅図」など
中国の名立たる書画家の作品が展示されていましたが
静寂の中に佇む歴史を感じました。
いつもは仕事で「書」に関わっているので、書くことが中心ですが
こうして先人の「書」の中に身をおくのも必要ですね。
勉強させていただきました!
追記
お昼のお料理おいしかった~!
叔母様、ごちそうさまでした。