10月の書道 お稽古風景
生徒展では多くのお客様に作品をご覧いただき、とても楽しい会となりました。
生徒さんもご自分の作品がどのように映るか感じていただけたと思います。
さて10月も生徒展のお話をしながらにぎやかに練習されています。
毎回思うのは展示会後には皆さんの筆運びがうまくなっています。
ご自身が気づいているかはわかりませんが、私は最初を知っているため
「あっ、書体がしっかりしてきた」「柔らかい筆運びができるようになった」など
感じることが多く、みなさんの努力の結果だと思います。
同時にひとまず自身でトライしてみようという気持ちが
自然と出てきている気がします。
それがいい方向に活きているんでしょうね。
私自身も生徒の時に、わからないことを色々師匠に聞きました。
ただ私の師匠は細かく教えてくださるというより、
私が気がつくまで忍耐強く待ってくださったというか(笑)
随分困らせたと思いますが、おかげで自分で考え、実践する癖がつきました。
今回来てくださった陶芸の先生とのお話の中でも
陶芸の世界では技術の質問は簡単にしてはいけないと教わりました。
そこに行きつくにはいろんな苦労を経て自分のものにしているはずだから、
それを簡単に手に入れようと考えてはいけいないとのこと。
ふと自身を振り返ると私は細かく伝えすぎている気もします。
ただいずれにしても本当に困って自分で試行錯誤したことは忘れませんが
人から教えてもらったことは意外とすぐに忘れてしまいます。
そう考えると今回の生徒展は私も助言に徹しましたので、
生徒さんは自身で考え、悩んだ分、得たことが多かったと思います。
この経験が次回に活きてくると、自分で創作する手助けになりますから
お稽古も楽しみながらも、自分を育てるように練習していただければうれしいですね。
そして新しい生徒さんも次回作へ向けての練習をしていただいております。
楽しみながら習得できるようにしていきたいと思います。
ではお稽古風景です!
生徒展 作品 第3弾
生徒展 作品 第1弾
近況&7月のお稽古
本格的な夏、到来ですね!暑中お見舞い申し上げます。
5月から始まった大学の授業もひとまず昨日で終わりました。
短かったような、長かったような・・。
でも無事終了してほっとしています。
さてお稽古ですが本来なら暑中見舞いなどが課題ですが、
今年は生徒展のため、7月も作品制作が優先です。
通常の課題に戻られた方も半数くらいいます。
作品は前回に書いた通り、みなさんゴールが見えてきました。
すでに届いている方もいて、「先生、すごくいいのになりました!」と
メールをいただいたり、お写真をみせていただいたりと、感動された方も多いようです。
表具も含めてデザインしますから、ピタッとはまったらそれは素晴らしいものになります。
私は表具屋さんとデザインを詰めますが、そのあと完成したものを知りません。
なので生徒展が楽しみです!
そして現在取り掛かっている方もほぼイメージに近いものに仕上がってきて
あと一歩というところです。
書いていたらいつまでも書いていられますが、何事も集中が大事!
最後はそれに合う表具のデザインをしっかり考えてもらいますが
表具もデザイン制作の経験がないと難しいので、最終的には私も提案しています。
先日も表具屋さんとデザインを打ち合わせしました。
それにしても振り返ると2月から制作です、長かった~。
皆さん、よく頑張られたと思います。
せっかくなのでたくさんの方にご覧いただきたいですね。
詳細はまたご案内いたしますが、9月22日から芝田町画廊(大阪・梅田)で開催致します。
是非お越しください。
それではみなさんの制作風景をご覧下さい。
6月書道お稽古
あっという間に・・・、今年も半年が過ぎました。
7月のお稽古も始まっていますが、まずは6月のお稽古風景を!
6月はお稽古と書道の仕事、大学での仕事と重なって
体験にご参加の方にもゆっくりお稽古してもらえず申し訳なかったです。
やはり作品制作には時間がかかりますね。
ただかなりゴールが見えてきたのでこれからは少し時間がとれそうです(笑)
デザインが仕上がるまでは生徒さんと同じように悶々としてましたが
半数の方が仕上がり、第一陣はもう作品として出来上がりました。
こう書くと今なお考えて書いている方が焦るかもしれませんが大丈夫!
その方たちのゴールもすぐそこまで来ています。
悩んでいる方が多かったと前に書きましたが、それもあってか
今回は作品の完成度が高いように思います。
また表具もそれぞれのデザインに合うよう作っているので
ひとつとして同じものはないですし、出来上がりが楽しみです。
なによりも前は私が作品の善し悪しを判断していましたが
今は作品に対して生徒さんからご意見が出てくるようになり
それを踏まえて最終の作品を選ぶことができる方が増えています。
作品を制作するときは必ずそれぞれの意見を伺うようにしています。
例えば書いた人が前に作品を並べ、生徒のみなさんで寸評します。
初めのころは何がいいのかわかららない方も、
色々な作品を見ていく中で「自分ならこうする」、
「なるほどこういう書き方があるのか」など
ひとつひとつ自分の中に引きだしができていくんでしょう。
デザイン書道の場合、これが正解というものがありません。
そして湯水のようにアイデアが沸いてくるものでもありません。
まずは自分で考える癖をつけ、失敗してもどこに違和感があるか考える。
この繰り返しをすることで書くことも判断することも要領がわかってきます。
そして色々な経験から仕上がるものもあれば、直感的に出来上がるものもあります。
ただ不思議とよい作品には説得力があり、言葉にするのは難しいですが、
見る側が納得するような完成度があります。
今回はそんなこだわりのある作品が色々とありますから
9月の展示ではたくさんの方にご覧いただきたいですね。
あと少しのゴールまでみなさんと頑張りたいと思います。
お稽古風景を少し!
生徒さんの作品が続々と
今年に入ってから本格的に始まった生徒さんの作品。
作品は仕上がっている方のほうが多くなってきましたが
それにあわせて表具も考えていただくので
実際は半数くらいの方が完成した状態です。
終わった生徒さんはいつもの課題制作に戻りました。
先日も仕事の作品とともに出来上がった作品をとりに行ってきました。
いつも思うのは頭で描いた仕上がりが果たして上手くいっているのかということです。
生徒さんの意見を取り入れながら進めてはいますが、
そのときはいいと思っても最後に確認作業が必要です。
ですが今回の出来上がりもとてもよく、おそらく気に入っていただけると思います。
今までの作品はとてもいい雰囲気に仕上がっていて
届いた生徒さんも気に入っていただけたようなので
残りの作品もそれぞれに合った形で仕上げてあげたいなと思います。
9月にむけて展示会の準備も始まりますから忙しくなります。
デザイン書作品 製作中
9月に入り少し涼しくなりましたが、
今度は雨や竜巻など思いがけない天災で大変な思いをされている方もいて
いったい日本の夏はどうなってしまったのかと思います。
しばらくは気をつけないといけませんね。
そんな中でもお稽古は通常通り行われています。
私の教室では一年に一度、ご自分の作品を作っていただきますので
今年も制作が始まりました。
近鉄文化サロン阿倍野さんでは少し前から始まって、ほぼ仕上がった形です。
期間中に講習を受けに来られた皆さんも通常のお稽古と違い
自分で考えて作っている生徒さんに関心あることを尋ねていらっしゃいました。
私のほうはとにかく作品を完成まで導かないといけないので必死です(笑)
でもデザインを搾り出して何度も書いていく生徒さんが一番大変だと思います。
特に初制作の方は慣れないこともあり悩まれたようですが
仕上がりを拝見して短期間での上達を感じますし、
なにより個性がでていて面白いものに仕上がっていました。
また何度か制作されている生徒さんは少し慣れられたのか
前よりも作品が洗練されバランスのとり方も上手くなったように思います。
表具が出来上がれば作品は一層輝きますから私も仕上がりが楽しみです。
今度は次のお教室での制作に入ります。
予定では来年5月か6月に展示会をしたいと考えています。
人数が多いためそれまでに間に合わせないといけませんが
作品はそれぞれの個性でもありますので
それを一気に展示するのは生徒さんにとってもいい経験になると思います。
こちらも気合を入れてサポートしたいと思います。